●理事長挨拶

　本学園は昭和14年、株式会社大丸（現株式会社大丸松坂屋百貨店）第二代社長であり高潔な社会教育家でもあった里見純吉先生の信念に満ちた取り組みによって創設されました。
　建学の精神「愛と真実」のヒューマニティを学園存立の礎としつつ、新しい社会の要請に応え、社会に貢献できる人財の育成に尽力してまいりました。
　令和元年度に創立80周年を迎え、学園のミッションを「AIとビッグデータ社会・グローバル化の進展する社会において、全ての学生・生徒が社会で活躍できる力をつけるための学びの場とシステムを提供するとともに、建学の精神『愛と真実』のもと、根本的な人間形成を第一義とする」と定め、すべての教育活動のバックボーンとしました。
　また学園のビジョンとして「都心にコンパクトでオシャレな学びの空間を持ち、社会に役立つ真の実学として、人間形成と特定の分野で圧倒的な強みを持つ学園」を掲げ、創立100周年に向け、安定的かつ持続可能な学園経営の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
　保護者、卒業生の皆様をはじめ、関係者各位のご支援、ご教導を心から祈念申し上げます。

理事長・学園長
山田　清

●沿革

1939年

株式会社大丸元社長故里見純吉の発意にもとづき、大丸洋裁研究所を堺に設立。

1942年

大阪市天王寺区（現在地）に移転。大丸洋裁学校、のちに大阪家政学園と改称し、高女卒業者を対象とする。

1943年

戦時の要請により、保健婦養成施設の指定を受ける。大阪女子厚生学園と改称。

1946年

文化部を新設し、従来の保健婦養成部門を厚生部とする。

1947年

財団法人大阪女子厚生学園を設立。

1948年

学制改革にともない、大阪女子厚生学園高等学校を設立。

1950年

高等学校を大阪女子学園高等学校と改称。大阪女子厚生学園厚生部・文化部を廃し、大阪女子学園短期大学を設立。

1951年

財団法人組織を廃し、学校法人大阪女子学園を設立。

1952年

短期大学家政科、栄養士養成施設の認定を受ける。

1972年

短期大学の学科名称を食物学科・被服学科に改める。被服学科、社団法人日本衣料管理協会より衣料管理士養成大学の認定を受ける。

1989年

高等学校にて、2年次からのコース制を導入（文系Ⅰ型・文系Ⅱ型・理系型）。

1995年

短期大学の被服学科の名称を服飾文化学科に改める。

2003年

短期大学の食物学科を専攻分離し、食物栄養専攻、食生活専攻を設置。服飾文化学科の名称をファッション表現学科に改める。
高等学校にて、1年次からのコース制を導入（英語国際・音楽・美術・総合進学）。

2004年

高等学校に特進（文系）コース新設。

2005年

学校法人大阪夕陽丘学園、大阪夕陽丘学園短期大学、大阪夕陽丘学園高等学校と改称。高等学校男女共学化（一部）。
短期大学が栄養教諭2種免許状の課程認定を受ける。

2009年

短期大学が男女共学制を導入する。学科名称を食物栄養学科・キャリア創造学科に改める。製菓衛生師養成施設の認定を受ける。

2014年

学園創立75周年を迎える。天王寺区と「健康・栄養・食育」の推進に関する連携協定を締結する。

2018年

高等学校完全男女共学に移行

2019年

高等学校新教室棟「令和記念館」竣工

2019年

学園創立80周年を迎える。アクティブラーニングやICT教育を導入し、本学のさらなる飛躍をめざす。

2020年

短期大学「連携館」竣工

2021年

短期大学 キャリア創造学科に産学連携キャリア創造コースを導入。