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栄養士の年収はどのくらい?年収アップの方法とは?

「栄養士として働くと、どのくらいの収入が得られるの?」 この疑問は、多くの方が進路選びの段階で抱えるもの。 医療や福祉、教育など幅広い分野で活躍できる栄養士の年収は、働く場所や経験によって大きく異なります。 この記事では、最新のデータをもとに、栄養士の年収と年収アップのための具体的な方法をわかりやすく解説します。 将来の選択肢を広げるために、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 栄養士の年収はどのくらい?

貯金箱にハート型のコインを入れている画像
栄養士の年収は、働く場所や経験年数によって大きく異なります。新人とベテランではもちろん、勤務先が病院なのか、学校、福祉施設、あるいは企業なのかによっても、その差は顕著です。

それでは、栄養士の年収についてくわしく見ていきましょう。

1.1.初任給と平均年収

栄養士としてキャリアをスタートしたばかりの初任給は、おおよそ月20万円前後。年収ベースでは約250万~300万円が一般的なスタートラインとされています。これは、専門職としてはやや控えめな印象を受けるかもしれません。

では、経験を重ねるとどうなるのでしょうか?

厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和6年)」によると、栄養士全体の平均年収は約394.3万円となっています。

さらに、年齢ごとの年収データを見てみると、以下のような推移が確認できます。

年齢別の年収:栄養士が属する主な職業分類※
※栄養士が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「栄養士」等)に対応する統計情報
20~24歳
25~29歳
30~34歳
35~39歳
40~44歳
45~49歳
50~54歳
55~59歳

309万円
362万円
394万円
393万円
411万円
453万円
462万円
452万円

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)):令和6年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成

このデータからもわかるように、経験を重ねるごとに年収は少しずつ上昇する傾向があります。特に40代以降は責任あるポジションに就く機会も増え、それが給与に反映されていくようです。

ただし、民間給与実態統計調査(令和5年)によると、全職種における平均年収は約460万円とされており、栄養士の年収は相対的に見るとやや低い水準にあります。

それでも栄養士という仕事は、医療や福祉、教育といった“人の暮らしを支える現場”で活躍できる、社会的意義の高い専門職です。
収入だけでは測れないやりがいや、安定した雇用が期待できる点も、多くの人がこの道を選ぶ理由のひとつとなっています。

2. 栄養士の年収アップの方法

ここで、「もっと年収を上げたい」「将来的に安定した収入を得たい」栄養士として働く中で、そう感じる瞬間は誰にでもあるはずです。

実は、栄養士の仕事にも年収を上げるチャンスはしっかりと用意されています。
努力の方向を少し変えるだけで、働き方や収入に大きな変化が生まれることもあります。

年収アップのためのポイントは以下のとおり。

● 管理栄養士資格の取得
● 経験やスキルを積み、役職に就く
● 勤務先や業界を見直す
● 副業やフリーランスとしての活動を検討する

では、具体的に見てみましょう。

2.1.管理栄養士資格の取得

まず、最も効果的なのは「管理栄養士資格」の取得です。

管理栄養士は国家資格であり、栄養士よりも高度な知識と実務経験が求められる専門職。
栄養士よりも業務の幅が広がり、責任のあるポジションを任されることも増えるため、給与水準も高くなる傾向にあります。

たとえば、管理栄養士の平均年収は、職場によっては400万円を超えるケースも。
医療機関や自治体、大手企業など、より待遇の良い職場にチャレンジする道も開かれます。

資格取得には一定の実務経験と国家試験合格が必要ですが、それに見合ったキャリアアップが期待できます。

2.2.勤務先の選択

また、勤務先の選択も重要です。
同じ「栄養士」の肩書きでも、働く場所によって収入が変わります。

たとえば、病院や特別養護老人ホームなどの医療・福祉施設、あるいは自治体や公立学校などの公的機関は、給与水準が比較的安定しており、ボーナスや福利厚生も手厚い傾向があります。

一方で、社員食堂や給食委託会社、食品メーカーなどの民間企業では、成果主義や役職によるインセンティブが強い場合もあり、実力次第で大きく収入を伸ばせる可能性もあります。

「どんな働き方をしたいか」「将来どんな職場で活躍したいか」を軸に、職場を見直してみるのもひとつの方法です。

2.3.役職への昇進

役職や責任あるポジションに就くことも年収アップにつながります。
たとえば、栄養課のリーダーや主任、マネージャーなどに昇進すると、基本給や手当が増えるケースが多いです。

組織の中で信頼を築き、後輩の育成や管理業務に携わることで、自分の価値をさらに高めていくことができるでしょう。

2.4.副業やフリーランスとしての働き方

副業やフリーランスとしての働き方も選択肢のひとつ。
最近では、スポーツチームや企業への栄養指導、レシピ開発、SNSや執筆活動など、多様な働き方が広がっています。
自分の得意分野や興味を活かして収入源を増やすことも可能です。

年収アップを目指すことは大切ですが、同じくらい大切なのが「自分にとってのやりがい」や「心地よい働き方」を見つけること。

どのステップを選ぶにしても、まずは自分自身の現在地を知り、これからどんなキャリアを築いていきたいのかを明確にすることが第一歩です。

3. 栄養士の将来性とキャリアパス

栄養士がフルーツをつかって栄養指導を行う様子
栄養士を目指す人の中には、「栄養士の仕事は将来性があるの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
少子高齢化や健康志向の高まりを背景に、栄養士のニーズは今後も拡大していくと考えられています。

ここでは、栄養士の将来性と、長く活躍できるキャリアパスについて解説します。

3.1.社会の変化と栄養士の役割

高齢化が進む日本では、病気を「治す」医療だけでなく、病気を「防ぐ」ための知識や支援が重視されるようになってきました。

この流れの中で、栄養士は食事を提供するだけでなく、健康的な暮らしを支える“ライフパートナー”としての役割を担うようになっています。

医療や福祉施設での栄養管理はもちろん、自治体での健康づくり事業、企業での社員の健康サポート、地域での食育活動など活躍の場は年々広がっています。

特に近年では、社員の健康を経営に活かす「健康経営」を導入する企業も増えており、働く人たちの食生活を整える専門家として、栄養士を積極的に採用する動きもみられます。

「食で人を支える」という視点が、社会全体に求められている時代なのです。

3.2.多様なキャリアパス

栄養士としてのキャリアは、一つの場所にとどまる必要はありません。
現場で経験を積みながら、スキルや資格を活かして、さまざまな道へとステップアップしていくことができます。

たとえば…
● 高度な知識が求められる「管理栄養士」への資格取得
● スポーツ栄養士・糖尿病療養指導士など、専門分野に特化した資格
● 教育の現場で栄養を教える教員
● 行政で健康政策に関わる
● フリーランスとして独立して活動する

このほかにも、最近では、SNSを通じてレシピや栄養の知識を発信し、個人で仕事を広げていく人も増えています。

社会の変化が激しい今だからこそ、変わらないのは「学び続けること」の大切さです。
新しい知識を取り入れたり、得意な分野を深めたりしながら、自分にしかないキャリアを描いていくという積み重ねが、やがて誰かの健康を支える力になり、自分自身の誇りにもつながっていきます。

4. まとめ

栄養価の高いサラダを持つ笑顔の女性
栄養士の年収は、職場や経験、そしてどのような資格を持っているかによって異なります。

平均年収は約394万円程度とされていますが、管理栄養士資格をはじめとした資格の取得や役職への昇進、勤務先の選択によって年収アップの可能性も。
また、近年は副業や多様な働き方も広がっており、自分らしいキャリアを築く時代です。

大切なのは、年収という数字だけでなく、「どんな人に貢献したいのか」「どんな食と健康のかたちを広めたいのか」といった自分の想いに向き合うこと。
その想いがキャリアを形づくり、結果として収入にもつながっていきます。

将来の自分をイメージしながら、ぜひじっくりと進路を選んでみてください。

大阪夕陽丘学園短期大学の食物栄養学科 栄養士コースでは、実践的なカリキュラムと手厚いサポートで、「食と健康のプロフェッショナル」を育成しています。

2年間で、知識も経験も、自信も身につく環境があります。

さらに、管理栄養士国家試験の受験資格も、卒業後の実務経験を経て得られるため、その先のキャリアアップにもつながる学びが詰まっています。

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