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大阪府家内労働センターの授産施設で、森ゼミ18名が食育研修を行いました

 2021年11月24日(水)、本学食物栄養学科・森久栄教授のゼミ生である2年生18名が、大阪府家内労働センター(授産施設)の利用者様に対して、肥満是正・食生活改善のための食育研修を行いました。これは森ゼミの特別研究の一環として実施され、栄養士の卵として食育課題解決に貢献することで、学生たちが主体的な学びと実践力を身につけることを目的としています。また、また、森先生が積極的に行っている健康格差解消のための食育は、SDGs(持続可能な開発目標)の「3.すべての人に健康と福祉を」の理念を実現する身近な取り組みであることを学生たちに理解してもらう機会ともなっています。

〈今回のテーマ〉
「元気が出る食べ方・組み合わせ方」

〈食育目標〉
①主食・主菜・副菜がわかる。
②元気が出る食べ方「主食・主菜・副菜」の組み合わせ方を知る。

 ゼミ生たちは事前学習や打ち合わせを行い、総合司会・進行、人形劇実演チーム、パワーポイント説明チーム、動画編集チームに分かれて何度もグループワークを重ねました。当日は利用者の方に興味を持ってもらうため、まずはよくある食の勘違いについて人形劇を熱演。その後、主食・主菜・副菜について説明し、事前の食事調査から利用者ご自身の食生活を振り返って食生活の目標を決めていただきました。ゼミ生1人が2~3名ずつ受け持って、具体的な例を示しながらバランスよく食べることの大切さや健康的な食事の選び方をきめ細かくアドバイスさせていただきました。こうした経験は実際に栄養士として働くとき、とても役立つものです。

 研修を終えたゼミ生からは「授業で学んだ栄養指導の方法でしっかり説明でき、理解してくださったので嬉しかった」「何を伝えたいのか、それを伝えるにはどうすれば良いのかを私たちが理解することが重要だと思った」「楽しく学んでいただくにはどういった内容や言葉遣いがふさわしいか何度も修正を繰り返し、みんなで考えたことが今の自分たちの成果だ」などの手応えや改善点が挙げられました。今回の取り組みを通して、その大切さややりがいを十分に感じてもらえたと思います。

 大阪夕陽丘学園短期大学では、これからも地域施設と協働し、食を通じて地域の方々と触れ合う様々な取り組みを行っていきます。