本学食物栄養学科では毎年お正月を目前に控えたこの時期、「調理実習」（橋本和弘教授）の授業で、おせち料理を雑煮から重詰めの祝儀肴・口取り・焼き物・酢の物・煮物まで、２回にわたりしっかりと学びます。調理技術や栄養面はもちろん文化的側面も学びながら、日本料理の伝統や美しさが詰まったおせちを作る経験は、卒業後、栄養士として「行事食」（季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理）などに取り組むときにもとても役に立つものです。

 　実習室に飾る重詰めの見本は２年生が一緒に調理し、仕上げてくれました。 これまで学んだことを活かし、自分たちで考えながら主体的に取り組む姿に、「さすが２年生」と橋本先生もその成長ぶりに感心していました。

　「調理に強い栄養士」の育成をめざす本学では、橋本先生の指導のもと、食品の調理特性および科学的に調理のコツを理解し、基礎調理技術を習得することを目標に、調理実習に取り組んでいます。