/ 大阪夕陽丘学園短期大学

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建学の精神に基づき、認知症サポーター研修を実施しました

 本学では、建学の精神である「愛と真実:良い人間」に基づき、思いやり、礼儀・マナー、コミュニケーションを身につけ、社会で活躍する人材を育成するため、「ホスピタリティーコミュニケーション」(西岡亜矢子客員准教授)という講義を開講しています。12年生の8割以上が受講している教養カリキュラムの根幹となる授業です。

 この授業の一環として、学園全体で積極的に取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)の目標3「すべての人に健康と福祉を」に通ずることから、今年度も外部講師の坂本まゆみ先生を招き、認知症サポーターの研修を実施していただきました。

 講義では「認知症とは?」「本人・家族の気持ちを知る」「認知症の人への対応」などを中心に、実際に自分が認知症の方に接したとき具体的にどのような行動をとればいいのかを学びました。「自分では覚えていない、わからないことを責められたらどう思う?」「認知症のおじいちゃんおばあちゃんにもみんなと同じ20歳のときがあったんやで」、そんな坂本先生の言葉はどれも胸に刺さり、学生たちは真剣に聞き入っていました。講義後も、「授業を聞いて対応の仕方を考え、認知症の方を支えたいと思った」「理解者が増えることで、認知症になった人の不安を少しでも軽減することができる」「自分の祖父母も認知症なので対応を変えたい」など、さまざまな意見や気づきがありました。

 「ホスピタリティーコミュニケーション」の授業を通じて、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」(厚生労働省)に、毎年約9割もの学生が認定されています。本学の建学の精神を身につけた学生たちが、社会で思いやりをもって活躍してくれることを心から願っています。