【コロナウイルス対策に役立つケミストリー小話－その②―】

こんにちは。食物栄養学科で生化学・栄養学担当の治京と申します。連日、PCR検査には時間がかかるとの報道を耳にされているかと思います。今回は、この「PCR検査」と「時間」との関係についてご紹介させて頂きます。PCRとは、特定の遺伝子配列を増幅させる技術のことです。私たちの遺伝子は二重らせん構造をしており、加熱すると二重らせん構造がほどけ一本鎖構造になります。これが、冷却されるときに新たな二重らせん構造が形成されます。すなわち、「加熱→冷却」を繰り返すことで、1つが2つ、2つが4つと数時間で100万倍に増幅させることができます。この「加熱→冷却」を繰り返す作業にどうしても時間がかかってしまうのですね。

薬剤師　治京玉記

 

[物を介した感染にも注意しましょう]

コロナウイルスの感染は物を介しても広がります。ドアノブや取っ手など人が良く触る部分に注意しましょう。ウイルスはプラスチック表面で3日、金属表面で2日、段ボールで24時間生存します。物の消毒には0.1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液が有効で、市販の台所用漂白剤を薄めて作ることができます。500mLペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ2杯分の漂白剤を入れて混ぜて作ります。これを使って物の消毒ができます（70%以上のアルコールでも可です）。ただし、次亜塩素酸ナトリウムは人体に有害です。手指の消毒には使用してはいけませんし、吸い込んでしまうのでスプレーで使用しないようにしてください。また、腐食作用があるので金属に使ったら拭き取りましょう。

薬剤師　大西浩之

 

 

【在学生の皆さんへのメッセージ】

在学生の皆さん、お元気ですか？
皆さんのいない学内はとても静かで、どこか肌寒く、とても寂しい思いです。
普段の学校生活にとって、こんなにも皆さんの笑顔や活気、明るさが大切だということを、日々痛感しています。
私たちリエゾンオフィスでは、授業以外で、皆さんと一緒に
「この短大を盛り上げていきたい！」
「たくさんの思い出があふれる短大2年間にしてほしい！」
そんな思いで、様々な「面白い」企画を発信していきます。普段の学生生活が戻ってきた時には、ぜひ私たちと一緒に、大阪夕陽丘学園短期大学を盛り上げていきましょう！
皆さんを少しでも勇気づけるために、私たちの皆さんへの想いを動画に込めましたので、ぜひご覧ください！

リエゾンオフィスからの動画はこちら！

リエゾンオフィス
西元義貴／服部圭悟

 

 

 

 

◇次回の更新は、2020年5月18日（月）予定です。お楽しみに！

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